第001回 歴史のとらえ方 (リニューアルです)
今日から歴史について会話をしてくれる2人を紹介します。陽斗(はると)くんと奈々(なな)さんです。
二人は、『歴史』について勉強しています。二人は中学生。そして、彼らの抱(いだ)く疑問(ぎもん)を通じて、ぜひ『歴史』を面白く、幅広く、身につけてください。それでは、はじまりー。
陽斗: いきなりで悪いんだけど、なんでさ、歴史って勉強するの。過去のことじゃん。
奈々: え、知らないの、そんなことも。中学生なのに。なに、学校で勉強してるの?
陽斗: だって、過去のことばかりいう人って、面白くないじゃん。まだ、過去にこだわってるよって、よく、馬鹿にされるじゃん。
奈々: それとこれとは別よ。
陽斗: おじいちゃんの昔の自慢話なんて聞いても面白くないよ。何回も同じこと繰り返されて覚えちゃったし。
奈々: それ、失礼でしょ。
陽斗: で、そんな歴史がどうして、重要なのさ。
奈々: あのね、歴史を勉強するって言うのは、昔の出来事を暗記することじゃないの。
陽斗: じゃあ、何さ?
奈々: 過去の人々が築いて、受け継いだ伝統や文化を学んで、未来の人々に伝えるのよ。
陽斗: そうなんだ !!
奈々: それに、歴史を学んで、これからの生き方を考えていくのよ。
陽斗: じゃ、たとえば、『どう生きていったらよいのか』とか、『日本や世界はどう進むべきか』 とか?
奈々: その通り!わかってきたのねー。
陽斗: 大切なのは、歴史の大きな流れを覚えたらいいんだね。
奈々: そうよ。それを『歴史を大観する』っていうのよ。
陽斗: そっかー、『大観』を『体感』できたらいいよねー!
奈々: なに、ダジャレいってるのよ。
陽斗: 今日のところは、これで、おしまい。
奈々: チャン・チャン。
ここから、ちょっと、まじめにまとめておきます。